髙久 柊馬 個展「 土日記 」
2025年6月17日(火)~7月5日(土)まで、髙久 柊馬 個展「土日記」を開催いたします。
主にアートインレジデンスなどで自拠点以外の場所で制作活動を続ける髙久の表現は、絵画、空間表現や子どもたちを巻き込んだワークショップなど、その土地に影響を受け多岐にわたります。今回の展示では、焼かれていない粘土という、キャンバスに比べると脆い支持体に絵が描かれます。私たちが生きるこの社会では、ありとあらゆるものが厳格な規格にしたがって生産されています。それは変わらないこと・危なくないこと・便利で快適であることを担保するために必要なものです。しかしその状態に慣れすぎてしまっているがために、ちょっとした規格外のものに対する過剰な拒否反応が現れることがあります。脆く経年変化しやすいことをそのまま受け入れ慈しむ髙久の作品は、現代社会に慣れすぎてしまった私たちをはっとさせ、自然や諸行無常といった考えとともにゆとりを与えてくれるように思います。会期中はライブペイントも行われます。ぜひご高覧ください。
【作家プロフィール】
髙久 柊馬
1999年横浜生まれ。アートインレジデンスで他県での制作。そこで出会った友人の場所で制作などしております。
今まで採った好きな好きな食べ物は「サクラマス、鹿、ナマズ、シマヘビ、孫太郎虫、サワガニ、テナガエビ」
生き物を育てる経験があまりないので、育てる事もしたい。
【作家ステートメント】
絵画、空間作品など様々なジャンルで表現を試みます。今回の展示では焼かれていない粘土を支持体とした作品を発表します。この支持体はキャンバスに和紙や布を張ったものと比べると脆く時間と共に姿を変えていくことと思います。
「果たしてこの作品の命は何年持つのだろうか。」
そんな不安を感じつつも変化し続ける絵画を楽しんで見続けてほしいです。
上記のことを言いながらも壊れないでほしいし、壊れないつもりで絵を描きます。
6月17日~7月1日までライブペイントも行いますので見に来てください。
【概要】
・会期:2025年6月17日(火)-7月5日(土) ※日月休廊
・場所:タナベ画廊 東京都千代田区神田北乗物町1-1イトーピア神田共同ビル1F
・ライブペインティング(予定):6月17日(火)~7月1日(火)※不定期開催となります