お知らせ

2025/07/31 14:35

SHOKEI Solo Exhibition「流れるままに」開催のお知らせ

SHOKEI Solo Exhibition「流れるままに」開催のお知らせ

この度、2025年8月26日(火)~9月6日(土)まで、SHOKEI Solo Exhibition「流れるままに」を開催いたします。

SHOKEIは、「花」「布」「既製品」といったモチーフの選択をもとに、

フローリストとアーティストを横断しながら空間表現における活動を行っています。

それらのモチーフは、フローリストであること、あるいは、自身の多文化的なルーツに呼応したテーマを持って選択されています。

 【作家プロフィール】

SHOKEI

千葉大学工学部建築学科を卒業後、スタイリストアシスタントの職を経て、

筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術専攻総合造形領域修了。

生花店勤務や内装設計業務を経て、生花の空間装飾を軸に独立し、今に至る。

主な活動歴

2019年 展示「SICF19」スパイラル、東京

2018年 グループ展「筑波大学卒業・修了展2018」茨城県つくば美術館、茨城

2016年 展示「開花」 旧真壁郵便局、茨城

2016年 展示「石巻STAND UP WEEK」石巻川開き祭り、宮城

2016年 展示「ドレスド・カグ」総合交流会館、茨城

2014年 最優秀賞受賞「GARDEN  GRAPHIC」

2014年 展示「うづのみ芸術祭2014」山中湖交流プラザきらら、山梨

2013年 二人展「水に浮かぶしゃぼん」DESIGN FESTA GALLERY、東京

 

【作家ステートメント】

例えば、光や空気に応答しながら自律的に変化する「花」や「布」。

そしてその独自のエージェンシーとの対話。

一方「既製品」は、新たな関係性の中に置かれる中で、意味や価値が変化を帯びる。

それは異なる文化圏や文脈を超えて流通する“越境性”のメタファーとして機能する。

 

これらのモチーフを組み合わせて一つの大きなうねりを作り上げることは、

あらゆる境界を揺るがし、流動的に交錯させる場を立ち上げることである。

そしてそれは、アイデンティティの拡張、越境、あるいは再構築などを試みる真っ只中の

私の中の揺らぎ・儚さと、混沌・力強さを含む心象風景そのものである。

 

海と空港に、

気づけば1年間、引き寄せられるように幾度も通い、ただ身を置いている。

そして、海と空港の、それぞれの流れを眺めている。

 

もっと広い世界を想像しながら、今、私の中にある景色をここに起こしてみる。

 

【「作品の一部を購入する」ということについて】

本作において、越境性の概念は作品鑑賞にとどまらず、観客がその一部を購入し、生活空間に持ち帰ることによってさらに拡張される。

購入されたオブジェクトは、作品としての文脈から個人の生活へと場を移しながら、新たな意味を獲得し続ける。

この行為は、所有や交換を通じて作品が観客の記憶や感情と結びつき、あらゆる境界を揺るがすという意味において、

物質的・概念的な「境界の再構築」が起こるプロセスそのものである。

 

【イベント】

9月5日(金)20時からは、会場にてアーティストトークを開催いたします。ぜひお気軽にご参加ください。

※入場無料。1ドリンクオーダーをお願いいたします。

 

【概要】

・会期:2025年8月26日(火)~9月6日(土) 12:00-19:00 ※日月休み

・場所:タナベ画廊 東京都千代田区神田北乗物町1 イトーピア神田共同ビル1F