お知らせ

2025/12/10 13:25

Roy Taro 個展「Sun Gazer」開催のお知らせ

Roy Taro 個展「Sun Gazer」開催のお知らせ

2026年1月13日(火)〜1月24日(土)まで、Roy Taro個展「Sun Gazer」を開催いたします。

Roy Taroは、絵と詩を用いて緑色の太陽のある世界を表現している。緑色の太陽のある世界は、一見すると幻想世界のように感じるが、ふとした瞬間に現実と隣り合わせの風景にも感じうる不思議な絵画世界である。燦々と輝く太陽を見つめすぎてしまって目を瞑った時に瞼の裏に映るあの緑を彷彿とする。瞼の裏側のように目には見えない残像や己の血潮が入り混じる光景と、作家が表現している再構築された風景と内なる神話の往還は、少し似た関係なのかもしれない。

会期中には、Roy Taroも参加するユニット"COMNAL"によるライブパフォーマンスも行われます。下記詳細をご確認の上、奮ってご参加くださいませ。

 

【ステートメント】

グリーンフラッシュ。太陽が沈む間際に、緑色の光をはなつ現象で、北国や極地で見られる。Roy Taroの作品世界には、緑色の太陽が現れる。作家は、実際の景色をモチーフとし、木や山といった自然の要素を色彩に純化して作品を制作している。その過程で〈緑の太陽〉という言葉から色彩やかたちを着想し、絵を立ち上げていく。黄色や赤で描かれた太陽は「それが太陽だ」という明快な意味をもっているが、私たちはそれにとらわれる必要はない。

〈Sun Gazer = 太陽を見つめるもの〉という言葉には、太陽信仰の気配がある。古い時代に、人は太陽を見つめることで信仰という概念を獲得したのかもしれない。信仰が意識の背後に遠のいた現代で、太陽が緑色に輝く世界は私たちにどんな景色を見せてくれるのだろうか。

 

Roy Taro

1994年生まれ

拠点:日本、東京

絵画と詩による制作を行っている。作家が描くのは言葉の向こう側にある風景であり、太陽が緑色に輝く世界を描いている。

制作の過程で、既存の神話、身の回りの自然環境、地域文化をリサーチする。

大学の最終年次に、ミクロネシアのヤップ島を訪れる。南の島で大自然の中で島民と暮らしたことをきっかけに、自分が進む道はアートだと考えるようになった。

2017年より写真と詩、2018年より絵画による制作を行う。

断片的な詩を日々記録し、wordpressで一連の作品とするプロジェクト、auto Narrative を行う。

 

【Event】

Live Performance by COMNAL

日時: 2026年1月17日 (土)  17:00-19:00 (パフォーマンスは1時間程度、その後はバータイム。)

入場料: 3000円(税込)+ワンドリンクオーダーをお願いいたします。

Roy Taroが参加するマルチメディアユニット COMNALによるライブパフォーマンスを行います。COMNALは、箏アーティスト・俳優・画家/詩人・ピアニストによるユニットです。「感性をひらく」をコンセプトに、異なる領域の表現を一つの場で行い、空間をつくります。

入場は、事前ご予約優先となります。ご予約はタナベ画廊のメールまたは、Instagram DMまでお願いいたします。

HP: https://www.comnal.org/

 

| 中しまりん  Rin NAKASHIMA

富山県出身。

5歳より箏を始める。シンガーソングライターを経て、2004年より箏アーティストとして活動。ギターやピアノとのアンサンブルを軸に演奏・制作を行い、2025年には自作曲「爛漫」が、ゆず「尤」(テレビアニメ『ポケットモンスター エピソード:メガシンカ』主題歌)のモチーフに採用される。ゆずアジアツアー楽曲に参加、日本テレビ系ニュースのウェザーテーマに「環 -wa-」が起用されるなど、幅広い創作活動を行う。文化庁「文化芸術による子どもの育成事業」では全国100校超で公演、海外公演にも多数参加。ジャズピアニスト後藤魂とのユニットYAMATO LOUNGEでは、絵本読み聞かせコラボから派生したアルバム『YAMATO LOUNGE絵巻物~第一巻~』をリリース。さらに、日本橋とやま館プレゼンツのポッドキャスト「スナックちゃべ」ではパーソナリティを務めるなど、活動は多岐にわたる。非日常体験を提供するOtonamiにて、寺院での箏体験を展開。音楽心理療法やエネルギー療法の学びを背景に、箏を“心・身体・脳”の観点から捉え直し、現代における癒しと再生のツールとして提案している。

HP: https://rin-nakashima.jp

Instagram: https://www.instagram.com/rin_nakashima/

 

 

| 坂城日日  Hibi SAKAKI

東京都在住。富山県出身。

faM、AQUAMODEの名義でDJ活動を続ける中、2016年から俳優活動をスタート。初主演映画「作家の落としもの」がショートショートフィルムフェスティバル×川越市で奨励賞を受賞。その後、映画を中心に様々な作品に出演する中、映画制作にも携わるなど活動の幅を広げている。

2024年、主演した作品「Project_Y: Working Title」が、カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭と並んで三大映画祭のひとつのベネチア国際映画祭の第81回ベネチア国際映画祭XR部門(ベネチア・イマーシブ)コンペティションにノミネート。海外での評価を獲得し、アメリカ「GDC」、オランダ・アムステルダム「イマジン・ファンタスティック映画祭」、ロンドン「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」招待作品に選出。

また、日本橋とやま館との富山のポッドキャストラジオ番組「スナックちゃべ(富山あんてなラジオ)」のメインパーソナリティをつとめ、画家/詩人や箏アーティストなどをはじめとした様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションでの朗読パフォーマンスなど、言葉と声を通した表現活動もおこなう。

HP: https://sakakihibi111.jimdofree.com

Instagram: https://www.instagram.com/fam.111/

 

| 後藤魂  Tamshi GOTO

横浜市出身。

10歳からクラシックピアノを始め、のちにジャズピアノを板橋文夫、大石学、両氏に師事し演奏活動をスタートさせる。

都内を中心にジャズ、ポップス、ラテンなど様々なジャンルのセッションに参加し演奏活動を行う。

現在はKaori Vibes Quartet(KVQ)、Blue Dot、石川 周之介Quartetのメンバーとして活動。また、箏奏者の中しまりんと結成したユニットYAMATO LOUNGEで精力的に活動している。音源制作ユニットFaDKATにおいて、東京スカイツリー施設内の映像音楽、NISSAN CIMA、CANON、RICOHのweb CMを手がける。